第20章 崩壊【R18】
すると、何を思い立ったのか、私の上から退くと、自分の斬魄刀を手にした。
『な、何を......する気......?』
嫌な予感が背筋を流れる。
『やめてっ、それ以外近寄らないでっ!!』
叫ぶが、弦真はまるで聞こえていないかのようにこちらに近づく。
弦「安心しろよ。殺しはしねぇよ」
そう歪んだ笑顔で言うと、私の右脇腹に斬魄刀を突き刺した。
『あぁあああぁあああっ!!』
気の遠くなる痛みに絶叫する。
寝衣は赤黒く染まっていき、もはや意味をなさない。
『はぁ......っ、あ......っ』
恐怖と痛みが混ざり合い、上手く呼吸ができない。
弦「こんなに汚れちゃ、もうこれもいらねぇな?」
そう言って、着ていた寝衣を剥ぎ取った。
下は何も着ておらず、生まれたままの姿になった。
刺された跡からは今だに血が流れている。
助け.......て......春水......
春水以外に抱かれるなら、今すぐにでも死にたい......
『春......水......っ』
弦「諦めろ」
私の頬を愛おしそうに撫でる弦真。
弦「お前はもう、俺のものだ」