第20章 崩壊【R18】
『一体、何を......したの......』
弦「何もしてねぇよ。ただ俺の仲間を差し向けただけだ。ただし、一人一人が隊長格以上の力を持つ、な」
『な......っ』
どうやって、そんな仲間を......
弦真の集めた仲間だ。零番隊はともかく、護廷十三隊の隊長格でも倒せるかどうかもわからない......っ
何が零番隊隊長だ。何が土御門次期当主だ。大切な時に何も出来ないただのクズじゃないか。
簡単に捕まった自分にイライラする。
弦「あぁ、そうだ。お前が身につけていたものは怪しいから、全部処分した」
弦真は心底嬉しそうに言った。
自分の体を見てみると、着ていた死覇装は脱がされ、やけに透けた藤色の寝衣を纏っていた。
髪に花飾りはなく、春水から贈られた指輪も無くなっていた。
春水から貰ったものなのに......っ
大切な指輪までを奪われ、悔しさに唇を噛む。