第20章 崩壊【R18】
京楽side
璃咲ちゃんと別れ、瞬歩で浮竹がいるであろう場所に急ぐと、すでに大量の虚と対峙していた。
京「浮竹~」
斬魄刀を抜き、浮竹に背を預けるように立つ。
浮「京楽っ、遅いぞ。どこ行ってたんだ?」
京「うん。ちょっとね」
浮「璃咲は?」
京「敵さんの所に行ったよ」
浮「そうか」
周りにいた虚を全て倒し終えた瞬間、後ろに二つの霊圧が降りてきた。
ア「さすがは山本元柳斎の愛弟子、京楽春水と浮竹十四郎といったところでしょうか?」
振り返ると、金髪に碧眼の美男子と黒い長髪でマスクを着けた長身の青年が立っていた。
金髪の彼は穏やかな表情を浮かべているけど、底が知れないし。マスクの彼は無表情で、何考えているのかわからない。
だけど、二人とも、只者じゃなさそうだねぇ。
京「誰だい、君たち?」
ア「これは失礼いたしました。私はNo.5のアレン・ライマンと申します。こちらはNo.12のリアム・ゾア。お見知りおきを」
執事のように、礼儀正しい挨拶をするアレン。