• テキストサイズ

瑠璃色の春 【BLEACH】

第18章 嵐の前の静けさ【R18】



京「璃咲ちゃんっ、大丈夫かい!?」



「医者呼んでくるっ!!」と脱いだ浴衣を着直すと、急いで出ていった。



『えっ、いやっ、ちょっと待って!!』



今呼んだら、何してたかバレちゃうじゃんか!!



案の定、慌てて部屋にやってきた烈ちゃんは、部屋と私の状態を見て、後ろにいた春水に真っ黒な笑みを向けた。

烈ちゃんはしばかれ、伸びた春水を放置して、傷を見始めた。



卯「まったく、わかっているの?ものすごい出血だったのよ?こっちが必死になって治療したというのに、あなたときたら…。一体〝何を〟して傷が開いたのかしら?ねぇ、璃咲?」

『ス、スミマセンデシタ……』

卯「今からでも、四番隊に連れて帰りましょうか?あぁ、土御門家でもいいわね。おたくの娘さんは治療中にもかかわらず、彼氏と何をして傷が開いたので、こちらで治療させてくださいと」


「それがいいわね」とにっこり笑う烈ちゃんに、背筋に冷たいものが走った。



『す、すみませんデシタ。オトナシクシマスノデ、ソレダケハカンベンシテクダサイ』



そんなことが両親に知られたら……ひっ、恐ろしいったらありゃしない!!



「しょうがないわね」と烈ちゃんは、それはそれは大きくため息をついた。

/ 513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp