第18章 嵐の前の静けさ【R18】
『はぁっ...はぁっ...ああぁっ......ッ!!』
もう何回いったのだろう。気づけば、空はもう白み始めていた。
蜜口からは愛液と春水の欲が溢れ出ていて、お尻をつたって褥を濡らしている。
何度も何度も気を失い、その度に激しい律動で呼び戻され、また気を失うことの繰り返しで、既に限界を越していた。
『あっ......はぁ......んぁ.....』
ぐったりと褥に沈み、虚ろな目で天井をぼんやりと見る。
京「璃咲、大丈夫?」
『ん...』
返事をするのすら億劫だ。水が欲しいと頼むと、春水は湯のみに入っていた水を口移しで飲ませてくれるので、黙って身を任せる。
今日、仕事になるかな?
そんなことを考えていると、右腹部にじわじわと痛みがしてきた。
慌てて見ると、傷が開いて血が出ていた。
あっちゃー
思わず頭を抱える。
行為に熱中しすぎて、傷のことをすっかり忘れてた。こりゃあ、烈ちゃんに怒られるなぁ。
真っ青な私を見て、春水は慌てて体を起こした。