第6章 ぶりっ子
『あははは、ちょっと...』
虎徹副隊長に着いていくと、執務室でお茶を飲んでいる卯ノ花隊長の姿があった。
卯「ご苦労でしたね、勇音。下がってかまいませんよ」
勇「はい、失礼します」
『ありがとうございました』
虎徹副隊長が出ていくと、卯ノ花隊長はソファーに座るように言った。
『急にごめんねー、〝烈ちゃん〟』
笑顔で謝ると、向こうも笑顔で(目はこれっぽっちも笑ってないけど)「大丈夫よ」と言って、頬の傷をみ始めた。
卯「で、誰にやられたんです?」
治療が終わると、お茶を勧めてくれた。
『んー?わからない』
蝶/卯「「分からない?」」
『うん、初めて見る子だったから』
蝶「ですが、特徴くらいは覚えているはずです!!」