第16章 斬魄刀異聞
一「そういや、あんたにそっくりだったな」
「どこでそいつと会った?」
一「たしか、三番隊の近くだったはず…っておい!!」
話の途中で、急いで三番隊へと向かう。
シュタッ
「どこ行った...?」
霊圧を辿るために意識を集中させるが、
「くそっ、だめか…」
完全に霊圧を消しているのか、まったく辿ることができない。
「どこに...っ」
「あれ、璃咲ちゃんの片割れやないの。こんなトコでなにしてはるの?」
「市丸隊長...」
ちっ、面倒なやつに会ったな…
何を考えているのか分からないあの目。気味が悪い。
そんなことを思っているのを分かっているのか、分かっていないのか。
ギ「三番隊になんや用でもあった?こないな所に来るなんて珍しいなぁ」
どちらにしろ要注意だ。