• テキストサイズ

瑠璃色の春 【BLEACH】

第15章 つかの間の幸せ 【R18】



月明かりすらない、漆黒の空間。まるで闇に飲み込まれたかのようだ。



起きてるであろう片割れに小さな、それでもしっかりと聞こえるくらいの声で話しかける。



『ねぇねぇ、璃久』

「なんだよ」



寝かけていたのか、少し不機嫌な声音に「くすっ」と笑う。



『あのね......もし、今起きてる事件の首謀者が弦真なら...』

「.........」

『今度こそ、私は春水を裏切ることになると思う』

「.........」

『だからね?もしものときは...』

「言うんじゃねーよ」



向かいあわせで抱きしめられ、おでこをくっつける。



璃久は小さい頃から私が不安になると、こうやっておでこをくっつけるくせがある。

/ 513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp