第14章 復縁 【R18】
そして反旗を翻した。
山「璃咲はそれに責任を感じておった。自分が四十六室に抗議しておれば良かったと」
しかし、もう遅い。彼を止める手立てはひとつしかない。
山「璃咲はなんとか弦真を倒したが、弦真に斬られた傷が致命傷となり、そのまま亡くなったらしい」
京「らしい...って、山じいも......確認してないの...?」
山「確認する前に土御門家の当主がそう伝えに来た。娘は死んだと」
京「それじゃあ、まだわからないじゃないかっ!!」
浮「京楽!!」
浮竹は山じいに詰め寄る僕の肩を掴んだ。
浮「先生の気持ちも考えてやれっ。先生にとっても璃咲は大切な弟子だったんだ。辛いのは俺たちだけじゃない」
京「それは...わかってるよ......っ、だけど.......っ」
頭では理解しているけど、受け入れたくない。
強く力のこもった手から血が滴る。
山「春水」
顔を上げると、眉を下げる山じいが立っていた。