第14章 復縁 【R18】
ふと目を覚ますと、まだ夜中だった。
「起きたかい?」
『春水……』
春水はこんな時間なのに、私の頭を撫でながら酒を飲んでいた。
両手に視線を移すと、結んでいた帯は解かれていて、うっすらと跡が残っていた。
『私、どのくらい気を失ってた?』
「二十分くらいかなぁ?無理させちゃったね」
『ううん、大丈夫。それより、もう怒ってない?』
声がガラガラだ。あれだけ喘いだのだから、仕方ないが。
「まだ怒ってるよ」
『えっ?』
「わからないかい?」
「う、うん…」
他に何か怒らせるようなことしただろうか?
……んー、考えても考えてもわからない。
「璃咲が璃久くんや零番隊の子たちと仲がいいのは分かってるんだけどねぇ」
『えっ...?』
どういうこと...?
「璃久くんは双子だし、お互いが大切なのは分かってる。零番隊の子も大切な仲間だ。でもちょっと仲が良すぎないかい?」
『!?』
えっ...ということは
『嫉妬したってこと?』
「.........」
『ねぇ...』
「...あぁ、そうだよ」
『きゃっ......んっ......あっ...』
誤魔化すようにキスをされる。
まさか春水が嫉妬してたなんて思わなかった。...嬉しい
「!?」
春水の首に手を回し、抱きつく。
『春水...大好き...』
「璃咲...」
引き付けられるようにキスをし、久しぶりに甘い夜を過ごした。