第13章 暴かれる本性
りりかは春水の後ろにいる私を睨みつけ、まるで呪いの言葉を吐くように言った。
り「〝あんたは人を壊す悪魔ね〟」
『......っ』
り「〝いつかあんたも罰を受けるわ〟」
『.........』
り「〝いつか必ず、あんたの大切なものを壊してやる!!〟」
その瞬間、りりかの両隣に黒装束の男が現れ、りりかを拘束した。
り「な、何よ!!これ!!離しなさいよ!!」
『無駄よ』
り「はぁあ!?」
『その二人があなたを牢獄へと送ってくれる。薄暗い牢獄の中で自らの罪を償いなさい』
「連れて行け」と命じると、二人は頭を下げ、りりかを連れていった。