第14章 復縁 【R18】
『んーっ!!終わった終わった』
木嶋りりかが連れていかれるのを見届けると、山じいの指示により各々、各隊舎へと戻って行った。
〝お遊び〟も終わり、ようやく一息つくことができた。
「帰るか?」
『そーだね!!何か甘いものを...』
「食べて帰ろうよ」と言おうとした瞬間、誰かに担がれ、視界が反転した。
ん?担がれ...
京「悪いけど、璃咲ちゃんは借りていくよ」
『えっ......きゃっ!!!』
「ちょっ、京楽隊長!?待ってください!!」
しかし、春水は璃久の牽制も聞かずに、私を肩に担いだまま、瞬歩でどこかへと向かう。
『あの!!京楽隊長、降ろしてください!!』
京「.........」
『聞いていますか!?京楽隊長!!離してください!!どこに連れていく気ですか!?』
京「.........」
返事は返ってこず、仕方なく黙って担がれることにした。
少しして着いた場所は、別れる前はよく来ていた京楽の部屋。
『きゃっ!!』
何故か敷かれていた布団へと乱暴に降ろされる。
京楽は障子を閉めると、私を押し倒した。