第13章 暴かれる本性
り「あんたに何がわかるのよ!!生まれた時から蝶よ花よと育てられて、欲しいものは全て与えられてきた貴族様に私の気持ちなんか分かるものか!!」
りりかは次から次へと璃咲に斬りかかる。
カシャンっ!!!
り「死ね!!」
カチンっ!!
り「あんたなんか消えればいい!!」
『(ダメだ)』
正気を失ってる。
りりかにはもう周りは見えていない。
どうすれば正気に戻る?
攻撃を防ぎながら、思考を巡らす。
もしこのまま正気を失ってる状態で止めたりしたら、余計に暴走しかねない。
止められる方法は...
『しょうがないか』
まぁ、ちょっと痛いだろうけど我慢するか。
「璃咲!?」
斬魄刀をしまうと、りりかの方に向かって立つ。
「あいつ何する気だ!?」
蝶「隊長!?」
りりかが瞬歩で目の前に現れ、斬魄刀が璃咲を突き刺した。