第13章 暴かれる本性
りりかが解号を唱えた瞬間、璃咲の周りを闇が囲う。
『これはまた面白い斬魄刀だなぁ......でも』
こんなのは私には効かない。
璃咲は斬魄刀を一振した。すると闇は砕け、なくなった。
り「なっ...!!」
『無駄だよ。この程度の力で私の動きを封じ込めようなんて無理がある』
り「このっ...!!」
りりかは自分を作ることを忘れ、私を殺すために刀を振るっているようだった。
狂乱した彼女に周りは一目散に逃げ出そうとする。
このままだと周りに被害が出かねない。
『蝶羽!!』
蝶「は、はい!!」
『私とこの子の周りに結界張って!!今すぐ!!』
蝶「分かりました!!」
蝶羽はすぐに結界を張り出した。
零番隊のみんなも手伝って結界を張る。
結界が張られたのを確認し、りりかに向き合う。
『もういい加減にしたら?こんなことまでやらかして、余計に罪が重くなるだけよ?』
り「うるさいっ!!!!」