第13章 暴かれる本性
『これで私の言っていることが真実だと分かって頂けましたか?』
「.........」
隊士たちはみんな下を向き、黙っている。
『木嶋りりか。あなたのしてきたことは決して許されることではない。今までの罪をしっかりと償ってもらう』
り「......さい」
『へ?』
り「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい!!!」
突然狂ったように叫びだしたりりかは瞬歩で璃咲の前に来ると、斬りかかった。
カシャンっ!!!
『......』
「璃咲っ!!」
璃咲は咄嗟のことにもかかわらず、しっかりと刀を受け止めていた。
『突然斬りかかってくるなんて、随分と卑怯ね』
り「黙れ!!お前さえ...っ、お前さえいなかったら全て上手くいっていたのにっ!!お前なんか死ねばいいのよ!!」
りりかは瞬歩で璃咲から少し離れる。
そして刀を構えると
「染まれ『紅紫月』!!」