第13章 暴かれる本性
「綺麗..../////」
「あんな綺麗な子いたか...っ!?」
「あんなに可愛い子初めて見た...っ/////」
「すごい美人...肌きれい.....」
璃咲が〝滝井千紗〟だと気づかない隊士たちは、男女関係なく璃咲に見惚れた。
『ふふふ、褒めてくれてありがとう』
璃咲がにっこりと笑うと、頬を赤く染めた。
『でも、あなた達が綺麗と褒める私に殴ったり蹴ったりの暴力を加えたのは誰だっけ?』
璃咲はこてんと首をかしげる。
「何言ってんだよ、君みたいな可愛い子に暴力なんてするはずないだろ」
「そうだぜ、それにあんたと会うのは今が初めてだ」
『ほんとにそうかな?』
「当たり前だろ」
『ふーん』
璃咲はニヤリと笑った。
『ならおかしいね。私はよく覚えているもの。突然倉庫に連れてこられて、暴行されて。しかも...』
治療を受けているあの四人の方を見る。