第13章 暴かれる本性
『さて、木嶋二十席?こちらの方々が誰だかおわかりいただけてますよね?』
少し顔を上げたりりかは見覚えのある女性たちの顔を見て、目を見開いた。
「なんで...あんた達がここに......」
「あんたに復讐しに来たに決まってるでしょう?」
「ほんと、相変わらず馬鹿な奴ら従えているのねー」
「パッとしない奴らばっかり」
「あんたみたいな女にはふさわしい男達ね」
女性たちはりりかを鼻で笑う。
『知っている方もいらっしゃるでしょうが、こちらの皆さんは元護廷十三隊の方たちです。今日のためにわざわざいらして頂きました』
りりかを見据える。
『こちらの方々は木嶋二十席にお付き合いされていた方々を無理矢理奪われた挙句、嫌がらせを受け、ありもしない罪を着せられ護廷十三隊を追い出された方々です』
「......っ」
「あの時はよくもやってくれたわね」
「まるで女王様気取りだけど、結局はただのクソ女じゃない」