第13章 暴かれる本性
『木嶋二十席?全てはあなたが招いたこと。全てを意のままに操りたいと願うあなたの醜い心が今回の、いえ今までの騒動を招いたのですよ』
「.........」
りりかは下を向き、なにかブツブツと呟いている。
「こんなの作ろうと思えばいくらでも作れるじゃねぇかよ!!」
「どうせ卑怯な手を使って技術開発局の奴らに作らせたんだろうが!!」
未だに信じられない奴らが庇うように怒鳴る。
『これだけやっても信じたくないんですか?』
「信じるも何も、てめぇが嘘ついてるんだろうが!!」
『はぁ、仕方がない』
お手数だけど、登場してもらいましょうか?
『どうぞ』
合図すると入ってきたのは、十人近くの女性。
『皆さん、お手数をおかけして申し訳ありません』
「いいのよ、あの女には言ってやりたいことがあったから」
「そうそうあの時の恨みを晴らすにはちょうどいいもの」
「あの馬鹿な男どもの目を覚ますにもいい機会だわ」