第13章 暴かれる本性
「悪いのは全てあなたよ」
「私たちはあなたを絶対に許さない」
「あなたの罪を暴くために来たのよ」
恨み、憎しみ、怒り、全てをぶつけられるりりか。
「どういうこと?」
「あの人ってこの間護廷から追い出された榊さん?」
「あの子、豊田さんじゃない!?」
「罪を暴くって、もしかして全部りりかちゃんが仕組んだの?」
全隊士がりりかのほうに疑惑の目を向ける。
「...っ!!ち、違うもん!!りりか、そんなことしてないもん!!どうしてみんなりりかを虐めるの!?酷いよ!!うぅ...っ」
りりかは泣き出すが、周りの者は助けようとしない。
「...っ、りりかがその人たちを虐めて、罪を着せたっていう証拠があるの!?ないでしょう?嘘を言わないで!!」
それでも自らの罪を認めたがらないりりかに女性たちはため息をついた。