第12章 零番隊 VS 護廷十三隊
『なるほど』
そういうことか。まだ気にしているのか、我が兄は。
功「単にイラつきを解消しようとしている、というのもあるのは思うけどな」
『あぁ、納得』
そっちの方が納得。前者四割、後者六割くらい?
『さて、どうなるかな』
零番隊ではそんな会話がなされている中、中央ではただならぬ雰囲気が流れていた。
恋「てめぇが俺を指名するとはな」
「.........」
恋「ひとつ聞く。てめぇ、りりかと付き合ってたんじゃねーのか」
「誰もそんなこと一言も言ってないが」
恋「そーかよ。ならいい」
恋次は斬魄刀を抜き、不敵に笑った。
恋「心置き無く、てめぇを殺ることが出来る」
「......くだらねぇ」
恋「は?今なんつった?」
「くだらねぇって言ったんだよ。あんな女によくそこまで心酔できるな。化粧も香水も濃くて吐き気がする」
恋「てめぇっ」
「まぁ、だれに心酔するかなんて個人の勝手だけどよ」