第11章 特別隊首会
『もし零番隊の誰か一人でも負ければ、零番隊の復活はなし。もちろん私も隊長の座を退きましょう。それなら構いませんよね?皆さん』
「みんなもいいね?」と後ろを振り返る。
朝/空「「当たり前だよ!!」」
蝶「もちろんです。あのバカどもに必ずせ罰を与えてみせます」
功「んー、女の子はちょっと無理だなぁ。俺のポリシーに反する」
『「「消えろ、クズ」」』
功「酷くない!?戦わないとは言ってないでしょ!?」
『「「.........」」』
功「みんな聞いて!?」
『璃、じゃなくて、俊もいいね?』
「あぁ」
いつもの雰囲気が流れる零番隊。
「つまり、勝てばいいんだよな?」
「数ではこっちの方が有利なんだ。いくら零番隊といえど、数には勝てねぇだろ」
零の実力を知らない隊士たちは愚かにも勝利を確信していた。
『それではいいですね?山じい、どこか場所を用意してくれない?あと審判をお願い』
山「あぁ、よかろう」