第11章 特別隊首会
りりかが呆然としている中、隊士たちは困惑していた。
「おい!!どういうことだよ!!」
「知らねぇよ!!」
「真咲ってりりかちゃんと付き合ってたんじゃねーの?」
「知るかよ、そんなこと!!」
「りりかちゃん、どういうこと!?」
周りにいた隊士たちは一斉にりりかのほうを向いた。
り「えっ...」
いきなり名前を呼ばれたりりかは焦った。
どうしよう。このままだとバレる。今までの苦労が泡になる。
りりかは両手で顔を覆い、泣くふりをした。
り「う、う......り、りりかは知らないもん。りりかは嘘ついてないもん!!みんな信じてよ!!う、う...」
すると、疑っていた隊士たちは一気に慌てふためいた。
「そ、そうだよね。りりかちゃんが嘘つくわけないもんね」
「真咲の野郎、きっとおかしくなったんだよ」
「そうだよ、そうに違いない」
「俺たちはりりかちゃんの味方だから!!」