第11章 特別隊首会
ヘラヘラと笑う京楽に対し、璃久はいつもの無愛想のままだった。
山「そして最後に隊長じゃ」
「入れ」という合図で璃咲が姿を現した。
その瞬間、隊士たちはざわついた。
「なんであいつが!?」
「あんなクズがどうして隊長なんだよ!?」
『(うんうん、思った通りだ)』
予想通りの反応に満足する。
『知っている方が多いかと思いますが、改めて自己紹介します。元一番隊第十二席で、現零番隊隊長の滝井千紗です。よろしく』
作り笑いで挨拶をする。
り「なんで...」
璃咲が隊長だとわかり、一番驚き困惑したのはりりかだった。
り「(なんで......なんであの女が零番隊の隊長なの!?)」
どうして私よりも上にいるの?
り「どうしてあの女が...っ」
人をどれだけ馬鹿にすれば気が済むの!?!?