第11章 特別隊首会
「嘘嘘嘘っ、真咲六席が零番隊副隊長!?」
「やばいっ、カッコよすぎる!!」
そんな悲鳴に璃久は至極嫌そうな顔をする。
「零番隊副隊長の真咲 俊だ。前配属先は八番隊」
きゃーーーーーー!!!!!!
「(うるせぇ...)」
挨拶しただけで騒がれる璃久でした。
「ほんとにカッコよすぎるわ、真咲六席、じゃなくて真咲副隊長!!」
「あの笑わないところがまた良い!!」
「私と付き合ってくださーい!!」
「いや、私と!!」
「うるさいわね!!ブスは引っ込んでなさいよ!!」
「なんですって!!」
「(どっちもどっちだろ)」
うんざりした顔で、そんな失礼なことを思っている璃久。
「とりあえず今までありがとうございました。京楽隊長」
ペコリと頭を下げる。
京「まさか、真咲くんが零番隊の副隊長だったとはねぇ」
「(白々しい...)」