第11章 特別隊首会
山「静まれ!!!」
その一言で騒がしかった場内は一気に静かになった。
山「今日特別隊首会を開いたのは他でもない。お主らに〝ある部隊〟を紹介するためじゃ」
滝井千紗の公開処刑だと楽しみにしていた愚かな者たちは一気に落胆した。
「なんだよ、それ」
「滝井の公開処刑じゃねぇのかよ」
「つまんねー」
山「黙らんか!!!!」
その一喝でまたしても場内は静かになった。
山「お主らに紹介する〝部隊〟というのは零番隊である」
「零番隊?」
「なにそれ?」
山「零番隊────王属特務と称される最強戦闘部隊である。霊王に許された者しか入ることが出来ぬ隊であり、その総力は護廷十三隊全軍をも上回る。訳あって今日まで解散しておったが、今日この場において、零番隊復活を宣言する!!!」
知らぬ隊士たちは困惑し、知っていた者たちは歓喜した。