第10章 零番隊復活
『行きますか』
フードを深く被り、零番隊舎を出た。
─────────────
功「おーい、璃咲。急にみんなを集めてどうしたんだよ」
功雅は眠そうに言った。
月が真上に昇った深夜。璃咲に呼ばれたメンバーは零番隊舎へと集まった。
蝶「あんた、馬鹿じゃないの?そんなの一つに決まってるでしょ?」
朝「功くんはほんとにおバカさんだよねー」
二人はまるで可哀想な子を見るような目で功雅を見る。
功「うるせぇ!!俺はバカじゃねぇ!!」
蝶/朝「「黙れ、クズ」」
功「クズはお前らだろ!!」
蝶/朝「「はぁ?(プチン)」」
蝶「しばくわよ」
朝「実験の材料にされたいの?それならそうと言ってくれれば良かったのに(黒笑)」
功「すみませんでしたっ!!」
二人にボロボロに言われた挙句、実験の材料にされかけた功雅はものすごい勢いで土下座した。