第10章 零番隊復活
周りが見えない暗闇。自分がどこにいるのもわからない。
それでもまるで母親の腕に抱かれているかのような温かさに感じる。
温かい...
「.........、.........」
だれ?なんて言ったの?
「目を覚まして」
頬に温かいぬくもりを感じる。
あなたは......?
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ふっと目を覚ますと、眩しい光が目に入ってきた。
ここは...?
「目が覚めたかい?」
『え?』
横を向くと、安堵したようにうっすらと笑みを浮かべた春水がいた。
『え...なんで......』
なんで春水がいるの?ここは...
京「ここは四番隊だよ。千紗ちゃんがひどい怪我だったから連れてきたんだ」
「怪我はどう?」と聞かれる。