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かたちのない大切なもの 【 ハイキュー!! 】

第2章 〜 再会、新しい出会い 〜




✾ 澤村side ✾


今日は入学式で、朝練なしの予定だった。
…が、俺たち男バレは先生に頼んで朝練をさせてもらっている。
今は休憩中。
副主将であり、同じ学年の菅原と話していると


「それ本当か木下!」

「あぁ! 先生から聞いたんだ、間違いないと思う!」


と、二年生がなにやら盛り上がっている。
菅原とふたりでその会話に混ざる。


「なんの話で盛り上がってるんだ?」

「大地さん! 大地さんとスガさんは知ってます?“ 伝説の舞姫 ”!」


“ 伝説の舞姫 ”
バレーをしてる人、バレーが好きな人はこの名前を知らない人はいないだろう。


「知ってるぞ! 小学生の時は“ 東京の舞姫 ”って呼ばれてた子だろ?」

「はい! そうです! じゃあ、子役だった“ 白崎 葵 ”は知ってます?」


その名前も知らない人はいないだろう
田中の問いに今度は菅原が答える


「もちろん! 母親が小説家の“ 白崎 莉子 ”で親子ふたりで有名だったよなぁ…」

「そうだな… で、そのふたりがどうしたんだ?」

「実は、《 そのふたりが同一人物だ 》っていう噂があるんです!」

「それで、その“ 伝説の舞姫 ”に似た子が《 受験の時に烏野にいた 》って噂もあるんです」

「しかも、これは担任から聞いた話なんですけどうちの学校に満点で合格した新入生がいるらしいんです!」

「“ 伝説の舞姫 ”のバレーのプレーで頭の回転がすごく早くないとできないものもあったので、もしかしたら舞姫かも!?って話してたんです!」


上から田中、縁下、木下、成田が言った。
普段田中はまぁ元気だが、大人しい方の二年が興奮気味に話してるのに驚きつつも内容にも驚いた。


「えぇ!? けど、確かに言われてみればふたりがテレビにでなくなったのってほぼ同じ時期だった気がするなぁ…」


隣にいる菅原も驚く。


「あぁ。 けどもし本当にその子が“ 伝説の舞姫 ”だとしたらうちに入るなんて以外だな…」

「ですよね、白鳥沢とか強豪校からたくさん推薦きてるはずなのに…」

「“ 舞姫 ”も“ 白崎 葵 ”も何も言わずにテレビから消えたから何かあったのかも知れませんね…」

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