• テキストサイズ

あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第13章 GUN SLINGER【レイR18】


また一発、弾を的の中心に当てた後、は溜息をついた。

「シンがね、ルナマリアとキスしてたの……」

さらにもう一発、同じく真ん中を撃ち抜く。

「なんか、納得いかなくて」

また一発、的の中心を的確に撃つ。

「ルナは、アスランが好きだと思ってた」

そう言うの肩は震えていて、次に撃った弾は大きく中心から外れる。

「もう、ムカついてたまらない」

そう言って、は銃を静かに置いた。

は今にも泣き出しそうだ。
彼女はシンが好き、だから。

「こんなところでウジウジしてる自分も嫌……」

今、はすごく傷ついている。
誰にだって、こういう時はある。

こんな時、誰かに優しくされたのなら。
その優しさに、縋り付きたくなるから。

「なら……俺とするか?」

それを利用した俺は、なんて狡いのだろう。

/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp