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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第2章 誓いのキス【種Dアスラン】


「私と二人でいるところを見られたら、また婚約者のラクス様に何か言われますよ?」

「だからっ!違う!!」

普段、穏やかなアスランが怒鳴ってもなんとも思わない。

「違うんですか?昨夜は同じお部屋で過ごされたのに?」

それほど私は怒ってるんだから!!

「それでも違うと?」

「…………」

お願い。
何か言い訳してよ。

「私は別に、気にしていませんよ」

言い訳してくれないと、私が一方的にワガママ言ってスネてるみたいだ。

「婚約の件は、形だけのものだとしても……ハッキリさせない俺が悪いよな」

ケンカすると、いつもこう。
私が一方的に怒鳴って、アスランは冷静でことを荒立てないようにする。

「けど、これだけはハッキリさせておく……」

そして、次はこう。

「この先、たとえ俺に何かあっても、と離れることになっても、俺にはだけだ」

子供みたいにワガママばっか言う私に、甘い言葉をくれるアスラン。
ずるいよ。
そんなこと言われたら、もう。
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