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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第2章 誓いのキス【種Dアスラン】


すっごくムカツク!
アスランは私の彼氏なのにっ!!

コトの始まりは昨夜のことだった。

*******

「アスラン!!私だけど……いないの?」

ディオキアに着いた夜、やアスラン達パイロット はちょっと高そうなホテルで一夜を過ごすことになった。

「おかしいな、部屋に行くって言ってたのに……」

何度ドアをノックしてもアスランは出てこない。

「アスラーン?隊長??アスランさん!!」

すると、何度目のノックだったろうか。
やっとドアが開いたかと思って覗き込んだ。

「えっ!ラクス様!?」

「あっらぁ~?アスランの部下の方?」

出てきたのはアスランではなく、ラクス・クラインだった。

「ぁ、あの……」

想定外すぎて、言葉が出てこない

「部下の方?部下が夜に上官の部屋にくるのも仕事なのかしら?」

どうしよう。
何か言わなきゃ。

「せっかく来たのにごめんなさい?アスランは疲れて眠っているの。部下なら、そういうことも配慮するものでなくて?」

「は、はい……申し訳ありません」

なんで私、謝ってるんだろう。
そもそも、なんでラクス・クラインがアスランの部屋にいるわけ?

「それじゃ、ごきげんよう!」

勝ち誇った笑みを浮かべながら、ラクス・クラインはバタンとドアを閉めてしまった。

「…………」

あまりの衝撃に、ドアの前に立ち尽くすしかなかった。
そして、今に至る。

******

「!!確かにミ……ラクスのことは悪かったけど、本当に何もなかったんだ!!」

そう言ってアスランは私の腕を掴むが、今回のことは許せない。

「放してっ!!」

最近は彼と何も、ナニもしてないから。
昨夜はせっかくのチャンスだったのに。
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