第12章 独占欲【黒シンR18】
シンが連れてきた所は、滅多に使われることのない第2武器弾薬庫・第2射撃訓練場のある通路。
パイロットが少ない今では第1射撃訓練場しか使われておらず、戦闘配備が解除された今、ここを利用するものはあさあまりいない。。
「ここなら、誰も来ないな……」
シンは辺りに人気のいないことを確認すると、の目隠しをはずした。
「シン、どうしてこんなこと……?」
目隠しをはずされ、はシンを見る。
「そんなことより、さっきの態度は何なんだよ!お前もあんな奴の味方するのか!?」
シンはの肩を掴み、壁にたたき付ける。
「痛……っ、シン放して、私は別にザラ隊長の味方したワケじゃないよ!ただっ」
「ただ、なに?」
シンの指がの肩に食い込む。
「ザラ隊長は上官だよ!?上官の指示に従わないなんて、どうし……っ、んっ……ぁっ」
突然、唇を塞ぐように口付けられ、はシンを押し退けようとする。
「んっ、はっ、はなして……んんっ」
シンはを放そうとせず、紐で拘束したままのの手首を掴み、自分の首に掛けさせた。
「シン、お願いはなして」
は懇願するが、シンはの言葉に従う素振りすら見せない。
「絶対に放さないから」
シンの目が一瞬切なそうに見えて、は思わず動きを止める。
「を誰にも渡したくない、だから!」
シンはを抱きしめ、右手をゆっくりと軍服に忍ばせていく。
「やぁっ、シン……っ」
軍服に侵入させた手を身体のラインに添って這わせていき、の胸を激しく鷲掴む。