• テキストサイズ

あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第7章 Black★Master【微黒アスラン×メイドR18】


「わっ、さすがクライン家主催のパーティーですね」

パーティー当日、いつもより短いスカートを気にしながら会場に足を踏み入れれば、そこはいつものお屋敷とは別世界。

パーティーを手伝うのは初めてですが、ラクス様直々のご指名です。
しっかり務めさせていただきます。

でも、本当にすごいです。
周りを見れば、議員やその子供が勢ぞろい。

これだけ人がいれば、一人くらい悪いこと企んでる人とかいそうですね。
そう思いつつ、一人一人に飲み物をお渡ししていく。

「……?」

なんとなく目に付いた、ホールの壁際で俯いた男性。
具合が悪いのかもしれません。
急いでお水を取りに行き、彼の方へ近づく。

「御加減でも悪いのですか?」

水を差し出しながら顔を覗き込むと、その方はとても綺麗な碧い瞳
をしていました。

「……っ!?君は……、いえ。人が多いところが苦手で……」

「そう、でしたか……」

この人、いいえこの方は。
国防委員長の息子アスラン・ザラ様です。
前にも一度、ラクス様を訪ねてお屋敷に来たことがありました。

藍色の髪に、碧色の瞳が素敵な方です。
失礼ながらも顔をまじまじ見つめてたら、彼がはにかんだ顔をする。

「あの、何か?」

私ったら。
つい、見すぎてしまいました。

「いえ、ただよくお父上とテレビに映ってらっしゃるところを見るのでその……意外だなと思いまして」

あぁ、ちょっと苦しい言い訳かもしれません。

「そんなこと、ないよ。あれはただ仕方ないから出てるだけで」

やはり、お父様が有名だと色々大変なのですね。

/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp