第20章 わがままにゃんこ【アウルR18夢】
アウルと暮らし始めて1ヶ月。
というより、アウルに振り回され続けて1ヶ月。
「ー!お腹空いたよー」
「もう少し待っててね。今ごはん作るから……」
お腹が空けば鳴き……。
「、どこ行くの?」
「お買い物だよ?」
「早く帰って来いよ?僕1人じゃ淋しいじゃんか」
出かけようとすれば、淋しいと鳴き……。
「ー!一緒に寝ちゃダメ?」
「今夜は夜遅くまでやらないといけないことがあって……」
「じゃあ、終わるまで待ってる」
毎晩一緒に寝ようと鳴き……。
とてつもなくわがままニャンコなアウル。
と、思ってると。
「アウルーごはん出来たよ!」
「お菓子食べたからお腹一杯」
え?
「ただいま!色々買ってきたから今夜は豪勢だよって……あれ?アウル?」
家には誰もいなくて、メモには“ちょっとお散歩”と書かれていたり。
んん?
「お仕事終わったよ!」
「…………」
急いで仕事を終わらせて寝室に行けば、既にアウルは眠っていたり。
あれ?
追われたかと思えば、今度はこっちが追って……。
そんな日々が1ヶ月続いた。