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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第3章 ストロベリーkiss【種DシンR15】



その頃は。

「シンのバカぁぁ!次の戦闘でインパルスが半壊しても助けてあげないんだからっ!」

ザクファントムのコックピット内でボードを荒っぽく叩きつけながら叫んでいた。

「シンは子供っぽいし、ザラ隊長の前だといっつもイガイガしてるしさ。バカみたい!」

でも。

「ふぇ……ひっく」

それでもシンが好き。

「こんなに好きなのに」

の目からは涙が溢れていた。
インパルスの整備が出来ない以上、シンとの接点がなくなってしまったから。

「」

ふいに呼ばれたが顔を上げると、そこにはシンがいた。

「シン!?どうしてここに?」

は慌てて涙を拭き、平静を装おうとした。

「その、俺……あんまりのこと考えずにキツイこと言って悪かった。俺、わかったよ。今のを見てわかったんだ。その……」

「え、それって……」

シン、鈍感なのに。
やっと私の気持ちに気づいてくれたんだ。

「シン…っ」

「俺、が泣くほどイチゴチョコ好きだってわかんなくてさ。そこまで思いつめるとは思わなかったし……」

えぇ?

「だから、またインパルスの整備してくれよ。俺、にやってほしいんだ」

どうしよう。
嬉しいこと言ってくれてるけど、なんか誤解してる。

つっこんであげたいけど、シンの顔があまりに真剣だからツッコミ不可能。
ここはもう、最後までシンの話を聞くしかない。

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