第18章 彼女の選択※キラ夢
燃えさかる残骸の中、僕達は再び出会った。
思いも寄らない最悪なかたちで。
「っ!」
次々と機体が自爆していく中、唯一脱出したパイロット
それが浜辺で出会った少女、だった。
「なぜ君が……」
血を流し、ぐったりとしているの呼吸は弱く、今にも消えてしまいそうだった。
「だめだ……」
の命の火が消えてしまう。
彼女の頬を撫で、必死に呼びかけた。
「……っ!」
消えゆく命の灯火を前に、自分はこんなにも無力だ。
結局は何も……救えない。
「君が好きなんだ。だからお願いだよ……」
懇願するように祈り、青ざめた彼女の唇に口付ける。
そして、彼女は――