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【NARUTO】いちばん近くて遠いひと

第15章 次の日


ふと目を開けると裸のカカシ君と抱き合って寝ちゃってる。

「えっ…あ、…カカシ君!!」

真っ赤になって離れようとするのに、ギュッと密着したまま抱かれていて全然放してくれない。

「んー…もう…はぁ。力強すぎ…」

起きてる?と思って彼をみたが、やっぱり起きてない。スヤスヤ可愛く眠る規則的な吐息が聞こえる。

「カカシ君……好き……」

彼を見てると暖かい気持ちになる。
昨日の情事を思い出せば恥ずかしくなる。

──カカシ君としちゃうなんて、七歳の時は思わなかったのにな。弟なんかじゃなかったね、カカシ君は。

窓は明るくて、壁時計を見れば七時を指している。

どうにか離れようと、ぎゅーーって押してみれば、「うん…んー…」と、カカシ君が目を覚ましたようだ。


「ごめん、起こし……んっ…、」


彼に起床の確認をすれば、瞬く間にあごをあげられ、情熱的なキスが始まっちゃう。

若いオスに振り回されっぱなしだ。

「おはよ、花奏さん…」
「お、おはよ、カカシ君…」
「顔が真っ赤だよ、なんで?」
「カカシ君…激し過ぎ…」
「ふふ…可愛い…」

裸でキスをしながら抱きあって身体に触れるカカシ君。

彼に見つめられると私は途端に受け入れてしまう女になり変わる。

カカシ君が大好き…大好きだよ…
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