第20章 番外編 二十六歳の休日
「カカシ君……、実は家事をまだ片付けて無くて……あ!夜にゆっくりしよ、ね?」
「ダーメ、もうスイッチ入っちゃった。慰めてよ、花奏さん。そんな誘った姿してヤラしい。」
「違うってば、着替えてるだけなの!」
「へぇーー、オレがいらないんだ?花奏さん、欲しくないわけ?我慢できるんだ。ふーん、あっそう」
「うっ……、したくない訳ではなくて、今は忙しいかなぁ、とか……」
身長百八十一センチの長身、Tシャツからでも分かる鍛え上げた筋肉質の身体、口布を付けていない甘い口もと、全部私がカカシ君の大好きなところ。
可愛い十歳年下の男が、私の肩に手を置き、耳もとでエロく誘うように囁けば、鋭敏に反応する私の身体。
「やりたいでしょ?二人きりなんだし、しようよ。抱かせてよ、いっぱい」
可愛い旦那様に全てを調教され、次第に声を聞くだけで濡れてしまう、そんなイヤらしい女に成長させられた私。
「ズルいよ……カカシ君、もう…意地悪……」
「花奏さんが可愛くて仕方ないんだよ、たまんない」
そんな事を言われたら、もう何も抵抗が出来ない。
カカシ君が軽く私を抱き上げ、笑顔で二人の欲情のダブルベッドに倒されたら、はい、終わり。
今日は不能で無能だ。