第19章 二十六歳
「花奏さん」
「はい、何?」
「今日も夜、いっぱい愛させて下さいね?」
「っ!!お、お手柔らかにね?」
「ふふ、残念だなー、今日はねー、特に最高の気分なんですよ。だから寝かせませんよ、花奏さんもそのおつもりで。」
「いや、ほら、私、専業主婦だけど、限界が……」
「花奏さん、返事は?」
「……………はい。
もう、本当に強引なんだから。」
カカシ君に耳もとで甘えたような声で囁かれてしまえば、素直に従ってしまう。
彼に触れるだけで感じる色気に、一度も理性が勝てた事がなく、今日も敗北してしまう。
優しく笑うカカシ君に、
私は今日も振り回されっぱなしだ。
だけど、毎日幸せで
楽しい日々を過ごしているよ。
カカシ君、いつもそばにいてくれて
ありがとうね
いつも、頑張ってくれてありがとうね。
いつも、愛してくれてありがとうね。
これからもよろしくね、
可愛い、可愛い、
私の大好きな旦那様
fin