• テキストサイズ

【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第12章 内緒にしておこう


なかなか落ち着かない日常が続く中での、ちょっとした休息期間。
各クラスはそれぞれ文化祭の準備をしていた。
夜中まで作業しているクラスもあり、おちおち寮に顔を出すのも難しかった。
寮制になった正負の面を一度に味わったようだ。

「そっちは喫茶店だったか?」
「そうですね、盛り上がるといいんですけど」
「連日うちのがうるさいだろ」
「賑やかで楽しいですよ」
保護者、とまではいかないが、やはり何日かに一度は時間を取りたくなるものだ。
日は浅くとも、共に生活してしまったよしみ。
「クラスの人達は、やっぱり怒ってる子とかもいますけど、私は、すっごく楽しみです」
「そうか」
気合いの入れように思わず笑ってしまった。
楽しみだと言いつつ、彼女は言いづらそうにもじもじと隣に座る。
/ 281ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp