第38章 【番外編】間2
でも、いよいよ飽きられてしまったのかもしれない。
きっと、すごい自惚れてた。
そう思うと恥ずかしいし、情けないし…、あまりにも穢い自分が嫌になる。
どうせもう断とうと思っていた命。
今更惜しくもない。
学校の屋上へ抜け道を辿って行く。
真っ青に晴れている空が、キツい。
首の縫い目に指を這わせてから、人の少ないお庭の方に向かって跳ぶ。
前は走馬灯なんか見えなかった。
毎日嫌で仕方なかったから。
でも、今回は、フィルムを回すみたいに、沢山のことが頭を過る。
短い間だったのに。
最後に、好きでしたと呟いた気がする。