第37章 【番外編】間
先生と過ごした後、しばらく会えなかった。
行事が重なったり、敵の活発化で大変そうだったから、私もなかなか会いにくかった。
その日の夕方は、簡単に作れる食事の食材を切らしてしまっていた。
他の先生も手が空いてなくて、仕方なく、コンビニに行くらしい轟くんに付き合ってもらう。
寮の出入り口で待ち合わせして、一番近いコンビニまで行く。
「野菜系の納品は水曜だって店員が言ってたぞ」
「じゃあ今日はカップ麺にしようかな…」
「たまに食うと美味いよな」
「そうそう!でもコンビニって飲み物とデザートと…とか買ってるとすぐに1000円くらいになっちゃうよねぇ…」
「小遣い制だと厳しいよな」
「もうちょっと安全ならバイトしたいなあ…」
二人で他愛もない話をしながら歩いていると、あっという間に着く。
中で色々予算を考えながら買い物して、外に出ると既に轟くんが待ってくれていた。
ごめんね、と言うと頷いて歩き始める。