第22章 すまない
背中の熱い手のひらがゆっくり私を持ち上げて、重力で更に深く誘導される。
「…っ!!!」
今までにない程の刺激が、息すらさせなくする。
「…っ、は、ぁ…っ!!!」
「慣れるまでかかりそうだな」
先生のくすくすという笑い声が微かに耳に残る。
「ぁ、あ、ひぁ…っ」
ずっと果てているような感覚。
頭が真っ白になって、目の前がチカチカと光る。
無意識に、先生の背中に爪を立ててしまって、なんとかその電流を外へ逃がそうとすごく必死だった。
先生はそんな私を見て、苦しそうにする。
もしかしたら、変なのかもしれない。
でも、私は、その顔にすごく……。
「!?」
まだその最中だというのに、先生は私をまた倒して、上から刺すように腰を動かし、私は近くの枕を引き寄せて、声を殺した。
「んんんっ!!んっ、ぁっ…っ!!!!」
あまりにも激しくて、思わず手で止めようと腕を伸ばしたけど、そんなことも叶わずに、苦しいほどの気持ちよさがどんどん押し寄せる。
「…ぁああ!!だめ、だめぇっ!!」
「…っ」
いつものなん十倍ものソレに、頭の奥がじんじんと痺れる。
意識が薄れるなかで、お腹に熱いものが流れるのを感じた。