第1章 はじまり
ジン「あー、君か。久しぶりだね!
それよりどうしたの?…隠れたりして」
『…(見つかってしまった…)』
ジンがを見つけるなり優しく微笑んだ
しかし、の服装を見た瞬間たちまちジンの顔は赤に染まった
ジン「もしかして、その…隠れてた理由って」
『(顔が真っ赤です…
お熱でもあるのでしょうか…)』
元々、服を着る行為をしないため
自分の姿よりジンの顔色の方が気になっていた
ジン「ごめん!全然、その…気付かなくて
服持ってくるから待ってて!あと動かないで!」
早口で喋るジンの言葉には大きく頷くと
ジンに言われた通りに、じっとその場でカーテンに包まりジンが服を持ってきてくれるのを待っていた。
それから約30分後、、、
待ってもジンの足音すら聞こえてこない。
只でさえ広いこのお屋敷でジンさんは何処まで
服を取りに行ったんだろう…
______その頃ジンは葛藤していたのだった
ジン「(どうしたらいい!? ちゃんの裸
俺、見ちゃったよ!? 事故だよね?大丈夫だよね?
嫌われたりしたらどうしよう……!)」
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トットット……
『(誰か来るっ!じっとしないと…)』
?「ん?そ、そこにいるのは誰…?」
おどおどしながらカーテンに向かって問い掛ける
恐る恐るそっと近付いて足を止めた
心拍数が上がる中、カーテンに手をかけた
ジン「ジミン!」
ジミン「わっ!……びっくりした」
脅かさないでよ…と目を瞑り、胸に手を当てながら深呼吸をするジミンにジンは走って来たのか息が上がっていた
ジミン「ヒョンは何しに来たの?」
ジン「えっと……」
返答に困っているとカーテンの後ろから
くちゅん!と小さなくしゃみが聞こえた
『(!やってしまった…)』
ジミン「え!? 誰かそこにいるの?」
ジン「あぁ、そうなんだ。ちゃんだ」
本当かどうか確かめるべくジミンはカーテンに
手をかけた