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僕らの性奴隷【 BTS 】

第1章 はじまり



ビビは頭を下げると何処かへ
泳いで行ってしまった。


トリトン「が…人間を?」

『えぇ。ごめんなさい』

トリトン「姿は見られていないのだな?」

『はい』

トリトン「……、また海の上
に行ったのだな?あれ程ダメだと言った
ではないか!もし、何かあったら…」


『お父様は心配性すぎるわ!』

トリトン「まだまだ子供であろう?」

『立派な大人よ!』

トリトン「もういい……これから
は外出禁止にする。
わしが良いと言うまでな」

『そんな!?あんまりだわ』

トリトン「もうよい。下がれ」


一番嫌がっていた
外出禁止命令を出されてしまった。
唇を噛み、急いで自室へと向かう


ベッドに勢いよくダイブして
枕に顔を埋めながら泣いていると
セバスチャンが頭を撫でてくれた


それから1時間ぐらい経つと
睡魔が襲ってきて負けてしまった



執事「人間になるのだけは
お辞め下さい。きっと貴女が傷付く」


お姫様が寝たのを確認し
そう囁きながら頭を撫でていた






ここは海の中

綺麗なサンゴ礁と色鮮やかな魚達

穏やかな時が流れる場所



それは【 アトランティス王国 】だけ





ここからずっと北に進むと
深い森がある。木の声に惑わされぬよう
さらに突き進むと“ 青の洞窟 ”と呼ばれる
場所に辿り着く。



そこには、どんな願いも叶えてくれる
蛸の魔女が住んでいると……


好奇心で行った者は数知れず。

しかし

戻って来た者は怯えていたり

願いは叶ったが代償を払ったという者

そして、戻って来なかった者もいた。


危険に晒されている事に違いはないと
国王トリトンは、“ 青の洞窟 ” に立ち入る
ことを禁止したのだった。




______________




お父様は人間がどんなに素晴らしいか
きっと分からないのよ

素敵な物を作ったり、描いたり
この海の世界には無い物が人間界には
あるんだわ……

私も、人間の世界に行けたら良いのに




_______人間になりたい。




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