第6章 Plus ultra!!!!!!
象徴としてだけではない…!
お師匠が私にしてくれたように…
私も彼を育てるまでは
オール・フォー・ワン[そこまで醜く抗っていたとは…
誤算だった]
まだ死ねんのだ!!!
拳と拳がぶつかり合い反動波が凄まじかった
オール・フォー・ワン[浅いな]
オールマイト「そりゃァ…
腰が
入ってなかったからなァ!!!」
何人もの人がその力を次へと
託してきたんだよ
みんなの為になりますようにと…
一つの希望となりますようにと
次はお前の番だ
さらばだ オール・フォー・ワン
腕が壊れるほどの力でオール・フォー・ワンを殴った
オールマイトのその一撃は物凄い音と衝撃波を放った
さらばだワン・フォー・オール
オール・フォー・ワンは完全に伸びていた。
オールマイトはボロボロの体で
マッスルフォルムになり腕を上げた
テレビ局のアナウンサーも
テレビ画面の前にいた市民も歓声をあげた。
エッジショットはオールマイトに
無理はせずにと声をかけたが、
グラントリノはさせてやってくれ仕事中だ。
平和の象徴…
No.1ヒーローとして最後の────…。
その後救出作業が始まり
ヴィランの捕獲作業も始まった
その中継をするリポーターとカメラマン
そのカメラにオールマイトは指をさし
オールマイト「次は君だ」
短く発信されたメッセージ
それは一見まだ見ぬ犯罪者への警鐘
平和の象徴の折れない姿…
僕には真逆のメッセージに取れた
「私はもう出し切ってしまった」
負けたよオールマイト
実に醜い足掻きだった
しかしきみは間違えたよ
戦いの果て弟子に寄りそう道を望んだ
君は離れどきを見誤った
死に時を失った
先生というのは弟子を一人立ちさせる為にいる
頼りにしてきた師が手の届かぬ場所へ去り
彼は憎悪を募らせる
彼は真に先頭を歩んでく
仲間もいる
仲間を増やすすべも学んでいる
大丈夫だ死柄木弔
経験も憎悪も悔恨もすべてを糧にしろ
次は君だ