第6章 Plus ultra!!!!!!
手術室のランプが消える
相澤「!」
扉が開き医師が出てくる
マイクもイスから立ち上がり
医師の元へ駆け寄る
医師「……最善を尽くしましたが…」
マイク「…!」
相澤「くっ…!」
医師「意識はまだありますよ…ですが
今後ヒーローとして生きていけるか…
最悪の場合 普通に暮らすのも精一杯かも知れません」
"普通"とは"個性"を一切使わないという事だろう
相澤「あんなチビが…!」
マイク「こんなに早く
未来が遮断されるなんて嘘だろぉ?!」
医師「……お気の毒ですが。
目を覚ますのは2〜3日後だと考えておいてください」
それでは。と会釈をして消えていく医師。
攫われて 帰ってきたと思ったら
血だらけ意識が無い状態
けっして無事とは言えない形で帰ってきた
あの時、自分が変わっていれば…!
あの時 アイズに行かせなければ…
後悔でいっぱいになる。
プロヒーローとはいえ
卵達と何ら変わりのない子供だ
自分の不注意だと追い詰める相澤に
マイクはそっと寄り添った。
相澤「ガキのくせに……
俺より先に死ぬんじゃあねぇぞ…」
病室に移されたユキ
酸素マスクを付けられ身体中に針を付けられ
植物人間状態のユキを見つめ
静かに涙を流した。