第6章 Plus ultra!!!!!!
えっと…何が
え?…皆さん見えますでしょうか
オールマイトがしぼんでしまっています…
これは世間に公表されていない
公表しないでくれと私が頼んだ
人々を笑顔で救い出す平和の象徴は
決して悪に屈しては行けないんだ。
ビルに大きく映る画面には
ボロボロのオールマイトの姿
緑谷「そん…な…ひみ……つ」
オール・フォー・ワン
[頬はこけ 目は窪み!貧相なトップヒーローだ
恥じるなよそれが
トゥルーフォームなんだろう?!!]
隠してきたその姿が世間に晒されようとも
折れない眼差し
オール・フォー・ワン
[…………そっか]
オールマイト「身体が朽ち果てようとも
この姿が晒されようとも
私の心は依然平和の象徴!!
一欠片とて奪えるものじゃなあい!」
オール・フォー・ワン
[素晴らしい!
じゃあこれも君の心には支障はないかな…な
あのね……
死柄木弔は志村菜奈の孫だよ
君が嫌がる事をずっと考えてた
君と弔が会う機会をつくった
君は弔を下したね何も知らず
勝ち誇った笑顔で
あれ……おかしいなオールマイト
笑顔はどうした?]
人を助けるってつまり
その人は恐い思いをしたってことだ
命だけじゃなく心も助けてこそ
真のヒーローだと……私は思う
どんなに恐くても「自分は大丈夫だ」って笑うんだ
世の中笑ってる奴が一番強いからな
オールマイト「き…さま……!!」
オール・フォー・ワン
[やはり楽しいな!一欠片でも奪えただろうか]
お師匠のご家族────……彼が!!
私はなんということを────……
取り乱すオールマイト
民間人「負けないで…
オールマイトお願い……
救けて」
オールマイト「お嬢さんもちろんさ
あぁ……多いよ…!ヒーローは…
守るものがおおいんだよオール・フォー・ワン!!
だから負けないんだよ!!!」