第5章 Plus ultra!!!!!
緑谷達は神野区に到着し
八百万の提案で 変装をした。
ビルに備え付けられた大画面のテレビに
雄英高校謝罪会見の一部が放送されていた。
高校側は基本姿勢は変わらず
校内の防犯システムの強化 再検討
生徒の安全を保証する────等と説明しておりました
放送を見上げる市民達は批判的な言葉を口にする
結果が全て空気が淀んでいくのがわかった。
記者「イレイザーヘッドさん
事件の最中生徒に戦うように促したそうですね
意図をお聞かせください」
イレイザーヘッド
「最悪の事態を避けるべくそう判断しました」
記者「26名の被害者と生徒1名教師1名の
拉致は最悪とは言えませんか」
イレイザーヘッド
「私があの場で考えたら最悪の事態は
為す術もないまま、生徒が殺害されることでした」
記者「同じ事が攫われた爆豪くんにも言えますか。
唯一その場にいたプロヒーローアイズさんまでもが
攫われているありさま。
言葉巧みに彼を勾引かし
悪の道に染まってしまったら?
未来があると言いきれる根拠をおきかせください」
わかっちゃいたが攻撃的
ストレスを掛けて粗野な発言を引き出そうとしてる
いかんぞ…恐らく
イレイザーのメディア嫌いを知っての挑発!
ダメだ乗るな────!
イレイザーヘッドは頭を下げながら
「公道については私の不徳の致すところです
ただ…誰よりも"トップヒーロー"を追い求め…
もがいているあれを見て"隙"と捉えたのなら
敵は浅はかであると私は考えております」
根津「我が校の生徒は必ず取り戻します」
爆豪「言ってくれるな雄英も先生も────
そういうこったクソカス連合!」
俺の心に取り入ろうとする以上
本気で殺しにくるこたねぇ
相手は7人か。コイツらの方針が変わんねーうちに
2〜3人ブッ殺して脱出してやる
全員が爆豪の方を見る中
1人のおバカさんがユキの拘束を無心で解いていた
(え……なんで…?)