第5章 Plus ultra!!!!!
飯田「ふざけるのも大概にしたまえ!!」
今にも殴りかかりそうな飯田を障子が止める
障子「俺だって悔しい
だがこれは感情で動いていい話じゃない」
梅雨「冷静になりましょう
どれほど正当な感情であろうと
また戦闘を行うと言うのなら────
ルールを破るというのなら
その行為は敵のそれと同じなのよ」
その言葉は皆に重くそして緊張を与えた
医師が入ってきて皆は退出した。
その夜────
切島「八百考えさせてくれって言ってたけど」
轟「早かれ遅かれアイツ次第…」
病院から八百万と緑谷の姿が
切島「八百万答えは……」
八百万「私は────」
飯田「待て」
切島と轟の後ろから飯田の声が
切島は昼間のこともあり
少しぎこちなく飯田の方へ体を向けた
飯田は悔しそうな顔で震えていた
飯田「………なんで寄りにもよって
君たちなんだ………!
なんで、俺と同じ過ちを犯そうとしている?!
あんまりじゃないか……!」
緑谷
「飯田くん僕らだってルールを破っていいだなんて」
訂正しようと緑谷が落ち着かせに近づいた時
飯田は思いっきり緑谷の頬をぶん殴った
飯田「俺だって悔しいさ!心配さ!同然だ!!
君たちが暴走した挙句
取り返しのつかない事態になったらっ…!
僕の心配はどうでもいいっていうのか!
僕の気持ちは………
どうでもいいって言うのか……!」
辛く泣きそうな飯田
轟
「俺たちだってなにも正面突破する気なんざねぇよ」
切島「戦闘なしで助け出す
それが俺ら卵にできる…ルールに
ギリ触れねぇ戦い方だろ」
八百万「私がストッパーとなれるよう…
同行するつもりで参りました」
飯田「八百万くん!?」
切島「八百万!!!」
緑谷「助けたいと思っちゃうんだ」
まっすぐな目に飯田はため息をついて
飯田「俺も連れて行け…!」